調査
2025/04/11
[みんなはどうしてる?]シニア犬と暮らす愛犬家602人のフード事情を公開!

シニア期を迎え、少しずつ起こる愛犬の変化に対して、オーナーたちはどのように備え、対策をしているのか。
『we DOG』ではシニア犬と暮らす愛犬家602人を対象に「愛犬の食事事情に関する調査」を実施しました。この記事では調査結果を紹介していきます。
目次
フードブランドでは「ロイヤルカナン」が1番人気

最も人気のあったフードブランドは「ロイヤルカナン」でした。
また『we DOG』が実施した別調査では、シニア犬オーナーの86.1%がロイヤルカナンを「知っている」と回答。
さらに、そのうち「良いイメージがある」と答えた人の割合は78.1%と、同調査平均43.6%を大きく上回る結果となりました。この結果からもロイヤルカナンは「オーナーからの信頼度が高いフード」といえるでしょう。
毎月の食費に年齢差はなく「療法食」がやや高額という結果に

「1ヶ月の食費」についても調査したところ、療法食を主食としている場合、平均食費が「¥6,357」と、成犬用フードやシニア犬用フードを選んでいる場合と比較すると、月々約2,000円ほど高い結果になりました。
一方、年齢別では金額差がほとんどなく、食費は年齢よりもフードの種類に左右されるようです。
4人に1人が「市販フードと手作りごはんを併用」

「市販フード派か手作りごはん派か」という質問では、65.8%の人が「市販フードのみ」をあげていると回答。
その理由として「栄養バランスが偏るかもしれないから」「先生に言われたフード以外はあげないと決めてるから」といった声が寄せられました。
また「トッピングに手作りスープをあげる」「食欲がない日は手作りごはん」など、24.1%の人は「市販フードと手作りごはんを併用」していることがわかりました。
「手作りごはん」の頻度は年齢とともに増加

手作りごはんの頻度を調査したところ、年齢に比例して手作りごはんの頻度が増える結果に。
7〜10歳では「年に数回」と答える割合が高い一方、11歳以上では食欲不振への対応として手作りごはんを作る頻度が高まっているようです。
15歳を超えても「成犬用フード」を選ぶ人が2割

年齢とともに「シニア犬用フード」に変える人が多い一方で、15歳を超えても「成犬用フード」を選ぶ人が2割いるとわかりました。
その理由として次のような声が寄せられました。
「成犬用フード」を選び続ける理由
- 食欲が落ちてきたので、食いつきの良さで選んでいます(15歳・柴犬)
- 幼い頃から少食なので、痩せないように気をつけています(11歳・ミックス(小型))
- 今のフード以外食べてくれないので…(15歳・柴犬)
また「7歳〜11歳」で「シニア犬用フード」へ切り替える人が多いという結果になりました。
理由やきっかけとしては、次のような声があげられます。
「シニア犬用フード」に変えた理由
- 年齢にあったフードがいちばん良いと思った(7歳・キャバリア)
- シニアになってからは、かかりつけ医のアドバイスを聞くようにしています(8歳・柴犬)
- 噛む力が弱くなってきたので、軟らかいシニア用フードに変えました(9歳・ポメラニアン)
- 食欲が落ちてきたので、少ない量でも栄養が取れるフードにしました(8歳・ビションフリーゼ)
- 代謝が悪くなったのか、太りやすくなったので(8歳・柴犬)
「年齢に合わせてフードを変える」ことを基本としつつ、愛犬の食いつきを見ながら変えるオーナーが多いとわかります。
年齢問わず「おやつをあげる派」は9割

おやつを「あげる派」の割合はいずれの年齢でも9割という結果になりました。
おやつとしてあげるものは、市販品に加えて、果物や野菜、調理した肉類などさまざま。
また「あげるタイミング」についても、散歩後やおやつ時間など日課であげる人から、食欲がない日にだけあげる人、ご褒美の時だけあげる人まで、多様な意見が見られました。
おやつの内容とあげるタイミング
- お散歩から帰ってきた時に、市販のジャーキーをあげています(8歳・チワワ)
- 毎日15時ごろに、チュールをあげています(9歳・トイプードル)
- ごはんを食べてくれない時に、煮たかぼちゃをあげています(15歳・柴犬)
- 市販のおやつからいちごなどの果物に変えて、毎日あげています(13歳・ミックス(小型))
- トイレの失敗が増えてきたので、成功できた時は「ほねっこ」をあげて褒めています(15歳・ミニチュアダックスフンド)
一方で「おやつの頻度」は年齢と比例して減少しています。
また、おやつの内容についても「市販品からヘルシーな果物や野菜に変えた」という声も見られました。
栄養補助のために「サプリメント」を与える人は2割

栄養補助や体質改善、病気の予防などを目的に、サプリメントを与えている人は18.9%でした。
「サプリメントに期待している効果」は、以下のとおりです。
サプリメントに期待している効果
- 関節のケア :27%
- 免疫力アップ :18%
- 皮膚/被毛のケア:15%
- 胃腸のケア :13%
- 目のケア :13%
- オーラルケア : 6%
最も多かったのは関節のケアで、「何歳になっても元気に歩けるように」という理由が多く見受けられました。次いで免疫力についても関心が高く「将来的な病気に対する備え」という意識を垣間見ることができます。
「サプリメント」の効果実感は?

サプリメントの効果を実感している人は50%という結果になりました。
また「どちらともいえない」と回答した人の理由としては、「目に見える変化はないが現状維持できている」といった声が多く寄せられました。
<効果を感じるの声>
- 便秘対策にサプリをあげてからうんちの回数が増えて、形もコロコロとしたものから、しっかりとしたものに変わりました(11歳・フレンチブルドッグ)
- 5年前に関節炎になったため、先生の勧めで関節ケアのサプリをあげるようになった。それ以来関節炎の再発はなく、現在も1日2回散歩できている(15歳・ジャックラッセルテリア)
- サプリや納豆などで乳酸菌を摂取するようにしている。下痢になる頻度が減りました(15歳・チワワ)
- 被毛や眼球ケアのためにサプリをあげている。年齢の割に白髪も少なく、目も白くなっていない(15歳・ミニチュアダックスフンド)
<効果を感じない、どちらともいえない人の声>
- 予防的ケアなので効果はわかりにくい(8歳・ミニチュアシュナウザー)
- あまり変わりはないが、あげないより良さそうな気がします(14歳・ミックス(小型))
- 腎臓と心臓の病気のためにサプリをあげている。検査結果は変わってないので維持できているのかもしれない(10歳・チワワ)
調査概要
- 調査名 :シニア犬のフード事情に関するアンケート調査
- 調査対象:7歳以上の愛犬と暮らすオーナー602人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査地域:全国
- 調査期間:2025年2月5日~2025年3月18日
- 調査元 :株式会社キュービック