老いのかわいさ
2026/02/28
【グッバイ冬!】7頭が過ごした冬の物語

2月も今日で最終日。春の陽気もすぐそこまでやってきました。
今回は、厳しい冬の寒さを、家族の愛情で乗り切った13歳〜21歳のナイスシニア犬7頭をご紹介します。
彼らの愛おしい記録を振り返りながら、一緒にあたたかな春を迎えましょう!
目次
"奇跡の復活"から5年。今日も大きなあくびをひとつ。

【ころんちゃん|パグ・19歳】
19歳になっても、天気の良い日は外でランチを楽しむと言うころんちゃん。お目当ては、大好物のカステラ!匂いを感じると、目をキラキラさせるのだそう(笑)
ただし、寒さで体調を崩さないように、出かける時は完全防寒。洋服の上に2枚の毛布を重ね、中には湯たんぽ代わりのペットボトルを忍ばせるという徹底ぶり。
そんなころんちゃん、じつは14歳の時に「急性膵炎」を発症。最初は主治医から胃腸炎と診断されましたが、飼い主さんはどうも様子がおかしいと感じ、別の病院を受診したところ膵炎と判明しました。
その後、2週間にわたって命に関わるほどつらい時間が続いたといいます。
そこから奇跡の復活を遂げ、現在まで体調を崩すこともなく、服薬も無し!
「相談内容によって病院を変える、納得できるまで話を聞く」という飼い主さんのモットーが、今のころんちゃんにつながっているのです。

「雪が積もると、5歳は若返る」

【クーちゃん|シェルティ・17歳】
幼い頃から雪が大好きで、17歳になった今でも雪が積もると、足取りが軽くなるというクーちゃん。
飼い主さんはその様子を見て「雪道を散歩していると5歳は若返る。友達に会えればさらに5歳は若返る」と話します(笑)
今では見せなくなりましたが、以前までは雪の上に転がったり、顔を埋めたり、雪遊びに夢中で前に進んでくれなかったのだとか。雨は大嫌いなのに、北海道のサラサラ雪だけは別格。心を一瞬で「若い時の自分」に戻してしまうのです。
今はほとんど寝て過ごす日々ですが、体調と天候が合えば散歩に出かけています。
ちなみに散歩後のごはんが楽しみで、帰り道がいちばん笑顔なのだとかなのだそう(笑)

「お正月を一緒に迎える」という目標が叶った笑顔。

【もあなちゃん|コーイケルホンディエ・18歳】
もあなちゃんは昨年の夏から痙攣発作が見られるようになり、10月の誕生日や、2026年を一緒に迎えられるかと、飼い主さんは不安な日々を過ごしていたといいます。
それでも18歳の誕生日を無事迎えられると、飼い主さんは嬉しさのあまり、誕生日旅行に2回も出かけ、お正月には豪華なおせちを用意して、新年を一緒に祝いました。

ちなみに、コーイケルホンディエはJKCの登録頭数がわずか100頭ほどという希少犬種。その中で18歳を迎えたもあなちゃんは、まさにレジェンドです。
今年の目標は「もあなファースト」で、元気に19歳を迎えること。そして、体調を見ながらキャンピングカーで旅行に行くこと。
めでたく迎えられた2026年も、たくさんの笑顔が生まれますように。
冬も…治療も…あと少し。

【あまなつくん|ボストンテリア・13歳】
冬の日差しが差し込む部屋で、うとうと。シニア期に入ってから、こうした睡魔と闘う姿を見せる機会がぐんと増えたあまなつくん。
昨年の春、息苦しそうにしていることに気づき、検査を受けると頸動脈のガンが発覚。現在は放射線治療中なのだと言います。
治療の影響で食欲に波はあるけれど、腫瘍は少しずつ小さくなってきており、息苦しさも改善されてきています。
だからこそ、こうして静かに過ごせる時間が、今はとても大切になりました。
かつては見られなかった、今だけの愛おしさです。
減ってしまった体重を取り戻すべく、今は大好きなものを食べて「デブ活」に励む毎日。
放射線治療は、残りあと2回。もうひと踏ん張り…。あまなつくん、がんばれ!

手編みの愛が、少し長すぎる件。

【チョコくん|トイプードル・18歳】
チョコくんがつけている緑のマフラーは、離れて暮らす飼い主さんの娘さんが編んで、贈ってくれたもの。その長さは、通常の犬用サイズの2倍以上!
人間用のサイズと間違えてしまったのか、チョコくんへの愛が溢れてしまったのか(?)長く編んでしまったのだそう(笑)

ところが案外、二重に巻くとちょうど良く、雪国で暮らすチョコくんは、ダウンや腹巻き、靴とともにマフラーを身につけて、散歩に出かけています。
目が見えなくなってからは、雪山にうっかり顔を突っ込んでしまうこともありますが、大好きな雪をぺろぺろ舐めるのは若い頃と変わりません。
散歩の前にはマッサージで身体の強張りをほぐして、帰宅後は家の中で温灸やあずきカイロ、足湯などで温活。
家でも外でも、家族からたっぷりの愛情を注いでもらうチョコくんです。
テーブルに乗ったあの頃も、座って待っている今も大好き

【チャックくん(愛称チャッくん)|パグ・13歳】
2年前の7月頃、ナックリングが気になり病院に行くと、ヘルニアが発覚。治療方法は「これからも歩けるように、大好きな散歩に行けるように」と、外科手術を決断しました。
ところが手術後、チャックくんは違和感を感じてしまったようで、歩くことをやめてしまったといいます。9ヶ月間ほとんど毎日のようにリハビリに通いましたが、再び歩き出すことはありませんでした。
その後は自宅でのトレーニング中心に切り替え、近所のトレーナーさんに自宅へ来てもらいながら、整体や鍼治療にも取り組んでいます。今は車椅子で、自由に動き回っているチャックくんです。
若い頃は、ごはんを前にすると、自分で椅子を押してテーブルに上がっていたチャックくんですが、今は嬉しそうにちょこんと座って待つようになったといいます。
その姿からは、「ここにいられて嬉しい」「一緒にいられて安心」という気持ちが伝わってくると飼い主さんは話します。
この写真は、無理をせず、今の自分を受け入れながら過ごしているチャッくんの姿が、とても愛おしく感じられる一枚なのです。

21歳2ヶ月。雪が降っていても、散歩は毎日20〜30分!

【ルナちゃん|トイプードル・21歳】
21歳3ヶ月のルナちゃん。慢性腎不全や緑内障など年相応の持病もありますが、散歩は毎日20〜30分。家の中では1日3回のグル活も欠かしません。
飼い主さんのモットーは「ルナファースト」。迎えた当時からルナちゃんと一緒に過ごす時間を増やすために、仕事は午後のみのものを選び、散歩や家の中でのおもちゃ遊びでは、飼い主さん自身が本気で楽しく取り組むことを心がけていたそう。
ストレスや不安を抱え込まず、いつも楽しく向き合ってくれるパートナーがいたことが、今のルナちゃんの元気につながっているのでしょう。
現在は、おもちゃで遊ぶことはなくなりましたが、好きな散歩や、帰ってきてからの肉球ケアやマッサージが、ふたりの大切な語らいの時間。そっとさすり、触れ合う手から伝わる温もりが、21歳を迎えたルナちゃんを優しく包み込んでいます。

毎日、同じペースで、習慣的に。このような日々を積み重ねる飼い主さんの真摯な姿こそが、ルナちゃんの安心感につながり、何より心身の健康を護っています。
