老いのかわいさ

2025/12/11

老犬と過ごした、七犬七色の紅葉フォトコレクション

猛暑を越え、厳しい冬を迎える前の秋は、シニア犬たちにとって絶好のお出かけシーズン。
日々の散歩時間が少し伸びたり、紅葉を見に遠出してみたり。
秋の思い出はまさに七犬七色あり、今回は7頭のシニア犬たちが過ごした「行楽の秋」をご紹介します!

目次

家族とイチョウからの「祝・10歳」

10歳の誕生日に見事なイチョウが並ぶ公園を訪れた、フレンチブルドッグのハナメちゃん(10歳)。

飼い主さんは一面に広がる落ち葉をかき分け、おおきな「10」を描いて祝福しました。

そんな輝かしい誕生日ですが、じつはハナメちゃん、2ヶ月前から脳腫瘍の闘病生活を送っています。その中で迎えられた誕生日。まるでイチョウもお祝いしているよう。

編集部からも全力の「おめでとう」を贈ります!

散歩道、額に葉をのせ、待ちぼうけ。

散歩が大好きで長い時には2時間も歩くという、トイプードルの晴ちゃん(11歳)。

この日もいつものように散歩に出かけたけれど、綺麗な紅葉の並木の前で写真撮影が始まります。

仔犬の時からお世話になっているトレーナーからは「顔に出やすくて考えていることがわかりやすい」といわれる晴ちゃん。

この時も額に落ち葉をのせて、「待ちくたびれた」と不服そうなご様子です…(笑)

秋の色に、今年も心奪われました。

この日、毎年訪れているという紅葉スポットに出かけた、ラブラドールレトリバーのいろはちゃん(14歳)。

ここには全長4kmある散歩道がありますが、いろはちゃんの脚力は年齢とともに落ち、近所の散歩では数分で帰ることもあるそうで、飼い主さんは「今年も歩けるかな」と心配していたといいます。

それでも写真のように秋を景色や匂い、肉球を通じて感じながら…今年も歩破!いろはちゃん、よくがんばりました◎

行楽の秋! 食欲の秋! お昼寝の…秋?

クリクリとした瞳がチャームポイントのボストンテリア・あむちゃん(13歳)。

色づいた紅葉が見られる渓谷を訪れたこの日はゆっくり登山をしたり、有名な吊り橋を渡ったり…と、行楽の秋を満喫。

休憩所では、飼い主さんは温かい「もみじ汁」を飲み、あむちゃんは焼き芋を少しパクッ。

たくさん歩いたあとは、お疲れのあむちゃんは日向ぼっこをしながらウトウト…。

親の心、犬知らず…?

落ち葉の穴に頭がはまってしまった、ジャックラッセルテリアのさんたくん(14歳)。

本当は目と鼻の穴を開けた落ち葉を、仮面のように被せたかったけれど…。

一つの穴に頭を突っ込み、あえなく失敗(笑)

まさに「親の心、犬知らず」
でも、これはこれで飼い主さんにとって最高の思い出になったに違いありません。

今回の最年長!17歳11ヶ月の行楽の秋

若い頃は活発な性格で散歩が大好きだったというトイプードルのぷうちゃん(17歳)。

認知症の症状が進み、グルグル回る「グル活」をするようになってからも、飼い主さんは日々の散歩やお出かけを欠かさないといいます。

この日も一緒に山へ行き、落ち葉の上を歩かせたり、抱き上げて写真を撮ったり。

「ゆっくりでも一生懸命歩けた達成感が身体全体からから伝わってくる」と飼い主さん。

ぷうちゃん、いい顔しています!

公園に咲いた、とびきり可愛いはっぱ。

散歩やお出かけが大好きで、家が近づくと帰宅拒否をするというフレンチブルドッグのぽんずちゃん(16歳)。

この日、夏場に行けなかった公園を久しぶりに訪れると、ぽんずちゃんは終始ご機嫌で、カートに乗せても飛び降りようとするほど大興奮!

黄金色に染まりかけのイチョウと一緒に記念撮影している時もニコニコ笑顔は止まりません(笑)

いくつになっても好奇心旺盛で、無邪気な姿が印象的なぽんずちゃんでした。

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