老いのかわいさ
2025/07/29
【突撃! 隣のマッサージ】6頭6色の恍惚タイム(動画集)

シニア期を迎えた愛犬へのマッサージにはたくさんの良いことがあります。
身体のコリがほぐれたり、血行を促したり、皮膚の異変に気づくきっかけにも。何より、愛犬との大切なスキンシップになります。
そして身をゆだねてマッサージを受ける愛犬の「至福な表顔」は、見ているこちらまで癒してくれますよね。
今回は、そんな愛おしさがぎゅっと詰まった、マッサージ中のシニア犬動画をご紹介します!
目次
アイコンタクトで延長希望?
まず紹介するのは、トイプードルのぷーすけくん。
ぷーすけくんのプロフィール

●犬種:トイプードル
●年齢:13歳
●好きなこと:
・飼い主さんの太ももを甘噛みするのが好きで、1日3回はズボンをよだれまみれにするそう
ぷーすけくんはこの日、仰向けになって腰のあたりをマッサージしてもらっています。

揉まれる度、身体がクネクネと揺れます。笑
その表情は、飼い主さんのコメントの通り「くるしゅうない」と満足げな様子。
そしてチラッと飼い主さんを見上げ、「まだ止めないでね」と伝えようとするぷーすけくん。

じつは、ぷーすけくんはかなりの甘えん坊な性格で、1日3回は飼い主さんの太ももをズボンの上から甘噛みし、離れようとしないといいます。
甘噛みするのも、マッサージを求めるのも大好きな飼い主さんと一緒にいたいから。マッサージに癒されると同時に、安心できて幸せそうなぷーすけくんでした。
この寝顔を見るのが、わたしの楽しみ
続いて紹介するのは、フレンチブルドッグのnicoくん(9歳)。
nicoくんのプロフィール

●犬種:フレンチブルドッグ
●年齢:10歳
●好きなこと:
・食べることは大好きで、大好物は焼き芋
・お散歩は嫌いでも、家族みんなでお出かけするのは大好き
●既往歴
・2歳の時に炎症性腸疾患(IBD)を発症。現在も治療中
歯みがきが苦手なnicoくんのために、飼い主さんが始めたのは「歯みがき前のマッサージ」。
今ではすっかり習慣になり、nicoくんはこの時間を楽しみにしているそうです。
この日もマッサージが始まると、すぐに目を閉じて夢の中へ。
冷えやすい足先を丁寧に揉み、肩まわりや顔まわりもほぐしていきます。

そうしてるうちに、nicoくんはすっかり熟睡。
口元を触られても、イビキをかいたまま起きそうにありません。笑
じつはnicoくん、幼い頃から膿皮症になりやすい体質でもあり、飼い主さんはマッサージのついでに症状が出やすい脇の下や股などをチェックしているといいます。
いつもと違うところがないか確かめながらこの寝顔を眺めるのが、飼い主さんの楽しみ。
穏やかで幸せな夜のひとときを過ごす、飼い主さんとnicoくんの紹介でした。
笑顔のためのマッサージ…あると思います!
続いて紹介するのは、柴犬の晴ちゃん(18歳)。
晴ちゃんのプロフィール

●犬種:柴犬
●年齢:18歳
●好きなこと:
・何歳になってもジャーキーが大好き
●既往歴
・13歳で甲状腺機能低下症を発症
・17歳で慢性膵炎、認知症を発症
認知症を発症した晴ちゃんのために、飼い主さんはグル活用の車椅子(名付けて「晴号」)を自作したそう。
それからは壁にぶつかる心配もなく楽しそうに歩いていた晴ちゃんですが、最近では車椅子に乗っても歩かず…そして、寝れないこともあるといいます。
そんなある日、息子さんが晴ちゃんの顔をマッサージしてみたところ、こうして気持ち良さそうに寝始めました。

この日も耳の下のあたりをゆっくりほぐしていきます。とっても気持ちよさそう…。
「認知症を患ってから笑顔がなくなったけど、こうした穏やかな表情を見られるのが嬉しい」と飼い主さんは話します。
18歳のごくふつうの日々にある、幸せが詰まったワンシーンでした。
愛と努力のマッサージ術
続いて紹介するのは、ワイアーフォックステリアのジャコメッティくん(12歳)。
ジャコメッティくんのプロフィール

●犬種:ワイアーフォックステリア
●年齢:12歳
●好きなこと:
・知育玩具やノーズワークが趣味。新しいことでもすぐにやり方を覚えられる
・そして食いしん坊で、散歩よりおもちゃより食べることが大好き
●既往歴
・7歳の時に靭帯を断裂。その後、手術を受けリハビリを重ねたことで完治。
・また同じ頃、脾臓に腫瘍が2つ見つかり、現在は経過観察中。
・11歳で変形性脊椎症を発症し、今は散歩量を減らしている。
11歳の時に変形性脊椎症を発症したジャコメッティくんは、散歩量を減らしたことで筋力が落ち、また筋肉がこわばるようになったからか、時折ぎこちない歩き方になるといいます。
そんな愛犬のために、飼い主さんは犬のツボやマッサージについて書籍から勉強し、自分の手でできるケアを始めました。
この日は耳を中心に、優しくマッサージしていきます。

耳の付け根にあるツボを押したり、耳全体を優しく引っ張ったり。
ジャコメッティくんは目を閉じて、気持ちよさそうにしています。
「マッサージで血行を良くしてあげることで元気でいられてる気がする」と飼い主さん。何より、愛犬に喜んでもらえることが嬉しい。
気持ちよさそうな顔を見るためにも、今日もマッサージを続ける飼い主さんでした。
気持ちよさの極意は「されるがまま」
続いて紹介するのは、ジャックラッセルテリアのミントちゃん(14歳)。
ミントちゃんのプロフィール

●犬種:ジャックラッセルテリア
●年齢:15歳
●好きなこと:
・趣味はごはんを食べること
食べ物の匂いがすると目を見開き、キッチンへ直行する
●既往歴
・12歳、加齢により耳が聞こえなくなる
・13歳、突発性後天性網膜変性症を発症し失明
年齢とともに寝ている時間が増え、血行が悪くなることを心配した飼い主さんは、ミントちゃんのためにマッサージを始めました。
この日は、膝の上に座らせた状態で、首元を優しくさすっていきます。

ミントちゃんはさすられるたびに頭や身体が揺れますが、それでもされるがままにマッサージを受け続けます。
やがて足もピーンと伸ばし、完全にリラックスモード。

気持ちよければ横になれば良いのに、ミントちゃんは座ったまま、起き続けています…。笑
以前までは、触ってほしいところがあれば自ら動いていたそうですが、最近ではじっとしたまま。もしかしたら、心の中で「う〜ん、もう少し下」「そこ、最高…」などと考えているのかもしれませんね。
何はともあれ、されるがままにマッサージを受ける姿がとっても可愛らしいミントちゃんでした。
見えなくても触わってくれれば安心できる
最後に紹介するのは、マルチーズのユキちゃん(19歳)。
ユキちゃんのプロフィール

●犬種:マルチーズ
●年齢:19歳
●好きなこと:
・お出かけが好きで、カフェや、スリングバッグでの散歩へ行く
・フルーツやミルク味などの甘い物が最近の好み
●既往歴
・年齢とともに視力・聴力が低下。現在は盲目・難聴に。
・慢性腎不全の闘病中
飼い主さんは、先日19歳を迎えたユキちゃんの身体を気遣い、日々マッサージをしています。
ほぐす部位はその時々で様子を見て、前足の付け根から鎖骨にかけてをさすったり、太ももから足先にかけて優しく握ったり。ユキちゃんが気持ちよさそうな場所を探しながらケアしているそうです。
この日は、目元と背中のあたりをゆっくりと、優しい力で揉んでいきます。

最初は起きていたユキちゃんも、やがて気持ち良さそうに目を閉じていきます…。
その後は体勢を変え、背中のあたりをマッサージ。

ユキちゃんは視力と聴力を失った今、頼りにしているのは飼い主さんの手の温度。公園で散歩をするときには、尻尾を優しく触ってあげると、安心するのか嬉しそうに歩き出すといいます。
お家の中でも、触れ合うことでちゃんと伝わる。そんなふたりの愛情溢れる日常の一コマでした。