老いのかわいさ(画像/動画)
2025/04/25
老いてもなお、愛おしさは増すばかり。一生懸命に歩くシニア犬動画集

年齢を重ねると、愛犬の動きは少しずつゆっくりになっていきます。
それでも前を向いて懸命に一歩を踏み出す姿には、かつての可愛さとは異なる、愛おしさを感じられるものです。
今回はインスタグラムに寄せられた、一生懸命に歩くシニア犬たちの動画を紹介していきます!
目次
クッキーめ…そこを動くなよ
まず紹介するのは、公園で歩くトレーニングを行なうコーギーの「キューティーちゃん(15歳)」。
キューティーちゃんのプロフィール

●犬種:コーギー
●年齢:15歳
●好きなこと:
・お散歩やキャンプやピクニックなど外が大好き
・以前まではアジリティやドッグダンスをしていた
●既往歴
・15歳、変性性脊髄症を発症
幼い頃からお散歩が大好きなキューティーちゃんは、今年の3月に「変性性脊髄症」を発症。
四肢の麻痺や筋肉量の低下により歩行が難しくなる脊椎の病気で、キューティーちゃんの場合は突然後ろ足が立たなくなったといいます。
それでも本人に痛そうな様子はなく、何より歩きたがっていることから、飼い主さんは先生と相談した上で、筋肉量を維持するためのトレーニングをすることにしたそうです。
動画を撮った日も、転んでも痛くないように芝生がある公園まで連れていき、トレーニングを開始。

着実に一歩ずつ前へ、足を進めます。
途中でバランスを崩しかけながらも…再び立ち上がり歩くキューティーちゃん。

がんばれ、がんばれ!あと少し!
そして飼い主さんが持っているクッキーを食べて、ゴール!

現在はトレーニングを始めてから1ヶ月ほどが経ち、歩ける距離は少しずつ伸びてきているといいます。
そして…なんとこの日は、最長記録を更新したそう!
どんな状況でも前を向いて歩き続けるキューティーちゃんと、そんな愛犬を支える飼い主さんの愛情溢れる一コマでした。
思い出の場所で…雪へダイブ
続いて紹介するのは、雪遊びを楽しむラブラドールレトリバーの「おラブちゃん(16歳)」。
おラブちゃんのプロフィール

●犬種:ラブラドールレトリバー
●年齢:16歳
●好きなこと:
・ボール遊び、外を眺めながらお出かけすること
・最近は遊ぶより食べることが好きで、ごはんを待つ間キッチンを見張っている
●既往歴
・2歳で関節形成不全、7歳で変形性脊椎症を発症。
・6歳で慢性腎不全と診断され、腎臓ケアのために手作り食を開始
・8歳から多発性肥満細胞腫を繰り返し、3年半にも及ぶ闘病により根治
・15歳で肺炎を発症
昨年の12月から今年の2月にかけて、原因不明の肺炎を患っていたおラブちゃん。
痙攣や高熱、呼吸の乱れなどの症状が断続的に続き、体力が落ちただけでなく、表情も暗くなってしまったといいます。
そんなおラブちゃんを心配した飼い主さんは、リフレッシュのために、毎年訪れていたお馴染みの雪山へ旅行に行くことにしました。

到着すると早速、思い出したようにスタスタと雪道を歩き始めます。
そして…突然、頭から雪にダイブ!

飼い主さん曰く、雪道を歩いているとよくズッコケたがるそう。笑
いつものように雪ダイブをした後は、余韻に浸りながら口に入った雪をパクパク…。
そして立ち上がり、鼻に雪を乗せたまま歩き出します。

その後もボール遊びをしたり同じく雪にダイブしたり、たくさん遊んだおラブちゃん。
闘病生活を経て「一気に老け込んでしまった」といいますが、思い出の場所で昔を思い出したように無邪気になる16歳・おラブちゃんと、そんな愛犬の姿を見られて嬉しむ飼い主さんなのでした。
何だか無性に走りたくなってきたので…走りますっ!
最後に紹介するのは、頭を振りながら懸命に走り出すフレンチブルドッグの「クリコちゃん(17歳)」。
クリコちゃんのプロフィール

●犬種:フレンチブルドッグ
●年齢:17歳
●好きなこと:
・オヤツ命。お友達と一緒にオヤツを食べるために毎日お散歩へ行っている
●既往歴
・8歳6ヵ月、乳腺腫瘍(良性)の摘出手術を受ける
・13歳6ヵ月、特発性肝胆のう炎を発症。半年間ステロイド治療を続け回復
・16歳10ヵ月、再発した乳腺腫瘍の自壊が始まる
・17歳3ヶ月、ヘルニアを発症。ステロイド治療により歩けるまでに回復
1ヶ月ほど前から関節炎の影響により、なんとか歩くことで精一杯だったというクリコちゃん。
この日は痛み止めの薬が効いたのか、突然「走りたい!走りたいよ!」と言わんばかりに、頭を振りながら走り出します。

そんな愛犬に合わせて飼い主さんも一緒に走る。
その後クリコちゃんは勢い余って転んでしまうも、すぐに立ち上がり再び歩き始めます。

膝を伸ばしながら歩く姿を見ると、やはり関節が痛むのでしょうか。
それでもクリコちゃんは楽しげな様子で、時折飼い主さんの方へ視線を向けながら歩き続けます。

一生懸命に歩くクリコちゃんの呼吸と、飼い主さんの「よし、よし!」という声だけが聞こえる優しい空間。
飼い主さんは昔のように走ることが難しくなった愛犬を見て切なく思いながらも、その懸命な姿を愛おしく感じているのでしょう。
散歩を終えたクリコちゃんに「今日もお疲れさま」と、優しく声をかけるのでした。